鷲
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父が言葉を濁したのは、俺の態度に問題がある。 杉山が硬いのもあり、俺は士官候補生上がりながら、他に比べて出世が遅れていた。 「話は以上だ。既にお前は大尉だから、階級章も改めておけ。 部屋に届いている。質問がなければ下がっていいぞ」 俺は部屋を退出した。 とりあえず自分の部屋に向かい歩く。 「新鋭空母に配属……か」 一人呟いた声は、金属製の廊下に吸い込まれていった。
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