登場人物【犯罪者】

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水城隼人  「復讐鬼事件」の首謀者であり、天才的な頭脳を持つ男。  弟を事故で亡くし、その時の加害者である財門孝二に対して復讐するために綿密な計画を立て、さらに障害となる探偵会本部ビルを襲撃した。  前述の通り天才的な頭脳を持つが、それに加えて犯罪計画の実行メンバーを統率するカリスマ、人を操る話術、銃の扱いも備えている。  警察や探偵、法では裁かれなかった犯罪者を自らの手で裁くことを「自分の正義」だとしている。例え周りから悪と呼ばれようとも、自分の手が血で染まってもその信念は揺るぐことはなかった。 「復讐鬼事件」の黒幕であるが、実はその身体や精神は神宮司によって支配され、操られていたものだった。神宮司によって支配された水城は手駒として精神に多大な憎悪を植え付けられることになる。  さらに神宮司が弟の水城駿に手を出そうとした際に、無意識下で弟を庇い、水城駿が神宮司に植え付けられるはずの憎悪を自ら被った。  これによって弟を助けることが出来たものの、水城隼人本人は本来の2倍の負荷を掛けられたことにより財門孝二に対して異常な憎しみを持つ冷血非道な復讐鬼となった。  「復讐鬼事件」の最期で自らの真相を知った際に精神崩壊。心の奥底に潜んでいた神宮司が水城隼人の身体と精神を完全に支配することになった。  その後、水城隼人の肉体は神宮司とともに何処かへ消え去った。 果たして水城隼人はどうなったのか……?
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