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日渡 望
財門孝二の元秘書で、財門に冤罪の濡れ衣を被せられ、死亡した男の息子。
元々の性格なのか、父親の死のショックからなのか、常に無感情で精気がない。
しかし、子どもというところに目を付けた水城隼人によってスカウトされ、財門龍一誘拐のきっかけを作った。
だが父親を殺害されたとはいえ、子どもである日渡を"朔"に入れた水城隼人の考えは他のメンバーには理解できなかった。
"朔"の消滅後、日渡は表には出さなかったが、心の内では父親の仇を討ってくれた水城隼人や"朔"の仲間たちに感謝していた。
自らを悲しみから解放してくれた"朔"に恩義を感じた日渡は、他にも憎しみを持っていながらそれを晴らすことができずに苦しんでいる人を助けようと決意し、姿を消した。
"朔"から"望"へ引き継がれた復讐鬼の魂は消えることなく、今もどこかで存在している……。
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