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…どれくらいの時がたったのでしょう。
あるひ、ひとりのたびびとが、おひめさまの眠る森をおとずれました。
けなみのよい、馬を連れてあらわれたそのひとは、近くのくにのおうじさまでした。
鳥をみにきたおうじさまでしたが、しきりに足元で跳ねるうさぎのようすになにかを感じとり、うさぎの進む方へとついていきました。
森の奥深くにたどりつくと、そこにはみたこともない美しさのおひめさまが、すやすやと眠っていました。
しかし、声をかけても、おひめさまは目覚めません。
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