眠れる姫

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おうじさまは、なんとかこのおひめさまをたすけてあげたいと思いました。 そこで、おうじさまは自分が乗ってきた馬におひめさまを乗せ、くにへ連れていくことにしました。 森の出口までみちあんないをしてくれた動物たちにお礼をいい、おうじさまはくにへと戻りました。 おうじさまの住む国には、たくさんの魔法使いがいましたが、だれひとりとして、おひめさまを目覚めさせることはできませんでした。 おうじさまがかなしみにくれていると、ある魔法使いが、 「もしやこのおひめさまは、のろいの言葉をかけられたのやもしれません。 のろいをとくには、音が必要です」 と言いました。
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