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「あんたみたいなのがいるから、野良猫が増えるんだよ。増えたらあんた面倒見れるの?死ぬまで?あちこちで排便されて、掃除出来るの?出来ないでしょ?情だけで親切ぶるのやめたがいい。」
「お、俺はこいつだけにしてるんです…。」
「じゃあ、その猫が死ぬまでここに餌運べるの?」
「………………。」
「親切の押し売りっつーんだよ、そんなの。」
「じゃあこのまま見殺しにしろって言うのかよ!」
苛々が頂点にたち、思わず怒鳴ってしまった。
が、祐一の怒りとは裏腹に彼女は一切表情を出さず、ただ一言言い切った。
「そうだよ。」
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