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「あ、猫ってこの子の事だったんだ。」
「はい……。」
「まだ小さいねー。祐一君の家じゃ飼えないの?」
「俺の両親、猫アレルギーだから駄目って言われて。こうして餌だけあげに来てるんです。」
あぁこうしてバイト先以外でこんなに話せるなんて、幸せだぁ…
「汐良、長くなるようなら先帰るよ。」
「あ、待って。私も帰る。じゃあね、祐一君。」
そんなにそっちの方がいいのかな…
俺の方が絶対優しいし、笑わせてあげれるのに…。
仲良さげに肩を並べて帰る2人に、妬ましさが渦巻いた。
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