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「なぁタマ、俺の方がいい男だろ??」
爪で目やにをとりながら空しく訪ねると、タマはスリスリと手にまとわりついた。
「そうだろー?お前なら分かってくれると思ったよ。」
ふふふ、大体女のあいつに気を許してるだけであって、もし付き合いだしたら俺しか見えなくなるに決まってるじゃないか。
何あんな無愛想女と比べちゃってたのか。
祐一はすっかり気をよくし、すくっと立ち上がった。
「じゃあな!タマ、また餌もってくるから!」
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