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~数日後~
「ねぇ祐一君、あの仔猫に最近餌あげてる?」
ふと彼女からそんな事を聞かれた。
そういえば三日ぐらい忙しくて行ってない…
「いや、最近時間なくて……。」
「………毎日あげてたんじゃないの?」
明らかに目がお怒りモードの彼女に、祐一はつい口先の言い訳ばかりでてしまった。
「あの辺、俺以外にも結構餌やってる人いるし、三日ぐらい大丈夫だよ。今日はあげにいくしさ。」
あははは
そう笑って誤魔化したが、彼女は許してくれなかった。
「もういないから、あの子。」
「は?汐良さん、どういう事っすか?」
タマがいないって……
もしかして保健所が連れてったとか?
まさか事故で死んだ?
拾われたなら……こんな顔しないよな…
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