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奪うってまではいないけど、彼氏がいても好きなものは好きだ。
もし汐良さんに相応しくない相手なら、俺が目を覚まさしてあげるさ。
でも今はもっと仲良くなって、相談してもらえるぐらいの信頼を得ないとな。
まぁどれも美奈さんからのアドバイスだけど。
「あ、汐良さん汐良さん!!」
急がなきゃ帰ってしまう。
バイトが終わった後、急いで彼女を呼び止めた。
「来週の金曜、また集まりがあるんで一緒にいきましょうよ。皆汐良さんが来るの楽しみにしてますよ?」
来週まで行けば先約もないだろう。
絶対参加させてみせる。
彼女は少しだけ視線を下げたが、コクンと頷いてくれた。
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