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《ブー…ブー…》
3分程たった頃、急に携帯のバイブがなりはじめ、思わず携帯を放り投げる。
《ブー…ブー…》
私の放り投げた携帯はまだ鳴り続けている。
………………
て事は
電話?!?!
「はいっ!!!もしもし!!」
『あ、もしもし~。いきなり電話しちゃってごめんね』
「いえいえ…全然いいんですそんなこと!」
片桐さんには絶対に見えていないのに私はペコペコと頭を下げる。
『そう?良かった…。なかなかメール来なかったからさ…嫌がられてるのかと思った。』
「そんな訳ないです!ただ…お仕事中にメールしたら迷惑かなって思って…!!」
『迷惑だなんて思う訳ないよ、いつでも連絡してきてね。』
「………はい!」
どうしよう…!
嬉しい!!
何この展開!!
「梨乃!あんた早く降りてきなさい!」
私が片桐さんとの電話に感動していると、私の部屋のドアが思い切り開いて入って来た。
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