はじめまして

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「ふふ、おかしな妖怪さん」 少女は妖怪の手を取りながら笑いました。さっきとは別の笑い方でした。 「私は、西行寺幽子です」 「私は、八雲紫」 二人は名乗り合いました。 それから二人はいつも一緒に居ました。 ご飯を食べるときも、寝るときも、ずっとずっと一緒でした。 そんな楽しい日々がいつまでも、いつまでも続くと二人は思っていました。 そんなある日、幽子が紫に相談を持ちかけました。
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