序章:始まりの、神

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「もう、貴方は必要無い」  闇色の長い髪を風になびかせ、男は言った。 「今までご苦労様…嫌いでは無かったし、産み出してくれた事には感謝してるわ」  緑色の肩までの長さの髪の女が言った。 「僕達には、貴方は要らない」  輝かしい金色の短い髪の少年が言った。 「…………堕ち……て………………」  何色とも言えない、見る角度によっては様々な色に見える髪色の少女が言った。 「な……ぜ…………?」  四人により今居る次元から弾かれていくのは、始まりの神。  そう、四人はその始まりの神から産み出された神々。  これは、裏切り。  そして、新生。  
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