バリ島沖海戦

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バリ島は南方資源地帯の要の位置にあり、この島の攻略なくして南方資源地帯の完全制圧は完遂しない。 日本軍にとり最重要攻略目標でもある。 バリクパパン、パレンバン等の油田地帯の占領に成功すると、日本側は即座にジャワ島への侵攻作戦に着手した。 しかし、この島にはオランダ植民地軍の主力も配置されており、上陸作戦には多大な抵抗が予測される。 そのためまずはジャワ島に隣接したバリ島を占領して、ここを橋頭堡に侵攻作戦を行うことになった。 バリ島に飛行場を確保すれば、ジャワ島は全域が日本軍機の航続圏内になり、反復攻撃により先ずは敵の戦力を斬減しようというのである。 バリ島占領作戦は昭和十七年二月十九日に決行された。 陸軍四十八師団から抽出された歩兵一個大隊規模の兵員を乗せた2隻の輸送船を第八駆逐隊の4隻の駆逐艦が護衛して、バリ島のサヌール泊地へと侵入した。 画像は、駆逐艦朝潮型ネームシップ朝潮image=313518701.jpg
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