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日本軍の揚陸作業が確認されると、これを察知した連合軍は航空攻撃でこれに対抗。
輸送船1隻が直撃弾をうけて大破したが、すでに揚陸作業が終了していたため作戦への支障は軽微だった。
上陸した陸軍部隊はこの日の未明に最大の攻略目標だった飛行場を確保、この時点で日本側の戦略目的達成されている。
しかし、連合軍艦隊を統率するオランダ海軍ドールマン少将はからすれば、ここで日本艦隊を見過ごしては沽券にかかわる。
また味方の士気を鼓舞するうえでも、ここで勝利を得ておきたいものである。
オランダ海軍の総力である軽巡洋艦3隻と駆逐艦1隻にアメリカ海軍の駆逐艦6隻から構成された連合軍艦隊を率いてサヌール沖に急行した。
日本側の戦力が4隻の駆逐艦ということを考えられば、過大な戦力である。
この時点で損傷した輸送船は2隻の駆逐艦に護衛され、すでに後方に避退していた。
また、残る1隻の輸送船と駆逐艦2隻も、揚陸作業を完了して泊地にから出発しようとしていた。
この時、日本側にとっては運悪く、サヌール沖に到達した連合軍艦隊と遭遇した。
画像は、オランダ海軍軽巡洋艦デ・ロイテル
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