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午前七時五十五分、高橋赫一小佐が指揮する急降下爆撃隊がホイラー・フォード島・ヒッカムの三飛行場への爆撃を開始する。
これが真珠湾攻撃の初弾となった。
日本軍の奇襲攻撃にアメリカ軍は対応できず、僅かに4機の迎撃戦闘機が発進したが、たちまち制空隊の零戦に撃墜されてしまう。
板谷小佐率いる制空隊は、各飛行場を銃撃して駐機している機体を次々と撃破していった。
午前七時五十七分、村田重治小佐率いる雷撃隊が戦艦群への雷撃を行う。 真珠湾は水深が12㍍と浅く、航空雷撃は不可能とアメリカ海軍では考えていたため防雷網(魚雷を防ぐ網)の備えすらして無かった。
しかし、日本海軍は真珠湾攻撃用に浅沈度魚雷を開発しており、見事に魚雷は戦艦群の横腹を喰い破っていった。
この攻撃により、戦艦『オクラホマ』転覆沈没、『ウェスト・バージニア』『カリフォルニア』が浸水着底。
元戦艦の標的艦『ユタ』も横転沈没した。
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