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いつの日にか想い出せる 全てに刻まれたモノ 柔らかな温もりで 優しく包み込んで 今はまだ思い出せないけど 近くに感じられるから 声が霞んでいく 視界さえも朧気で 聞こえてくる音さえも ノイズで掻き消され 戸惑った思考には 何も届かなくて 隔離された世界で 孤独に震えてた 記憶に刻まれた 何かが分からなくて 気付けば抱きしめてた 失った感情 穴の開いた心に 忘れてしまったその名を 遥 昔 想い出せるその名を叫んでみる 声にならぬ言葉は 空に散った 遥 昔 想い出せるその言葉を叫んでみる 形を成さぬ想いが ぼんやり浮かんだ いつか届けこの想い 忘れた記憶・情さえも 新たな始まりを望んで… 全てを運んで… 遥、彼方(かなた)へ
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