夜行性のボクと月

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月よ導け 貴方の元へ 闇夜の中で迷わぬように…   東の果ての 日出國(ひいずるくに)で 朝日を拝みて ボクは眠る 黄昏色の夕焼けに  一番星と共に 僕は醒める   1日の始まりを 何故 日の出と決めたのか 人には 向き不向きがあるように ボクには 夜の方が向いている   ネオンや街灯なんかよりも 月(キミ)と星々(みんな)の 優しい明かりが良い   月よ導け 貴方の元へ 闇夜の中で迷わぬように 優しくボクを 照らしてくれる そんな月(キミ)が 大好きだ   別に太陽や青空(そら)や雲が 嫌いって訳じゃないけれど ボクには 少し眩し過ぎて… だからやっぱり 月(キミ)と星々(みんな)の方が良い   月よ星よ このボクを見てろ この世界でも埋もれぬ様に 何処にいても 分かるように 生命(いのち)の限り 輝いてやる   これからもずっと… 月(キミ)が 大好きだ
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