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地下通路を歩いている二人。
和也:『そういえば父さんは?』
沙智子:『それが…どこにいるのか分からないのよ…。』
和也:『そうなんだ…父さんはあの映画(呪われた島)を見ていなければいいんだけどね…。』
沙智子:『そうね…。あの映画をしてた時はまだ父さんは仕事だったもんね…。』
和也:『うん…。大丈夫…大丈夫…。父さんはきっと無事だ…。あと姉ちゃんは?』
沙智子:『それも…分からないのよ…。あのときは友達の家に泊まりに行ってたもん…。もし友達の家であの映画を見ていたら……………。ううっ…』
と沙智子は泣き始める。
和也:『母さん!泣かないで!諦めちゃダメや!きっと無事だ!』
沙智子:『………そうね…。』
と涙を拭く沙智子。
そしてタンスを開けて地下通路から出ようとする二人。
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