END GAME part Ⅰ

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同じ頃、炭坑の入り口から少し離れた地点では、森林迷彩色の野戦服と黒い目出し帽、暗視ゴーグルを身に着けたゲリラ達が、ヴィーザル・インターナショナル・教育部の兵士達と激しい銃撃戦を繰り広げていた。 ゲリラ達は、茂みや木々の陰からサプレッサー付きのAKMSをフルオートで射撃していた。 対するヴィーザル・インターナショナル・教育部の兵士達も、茂みや木々の陰からM4A1やAK105、SPAS15やSR-25を射撃して応戦するが、ゲリラ達の絶え間無い銃撃に苦戦している様子だった。 「おいおい!何なんだ、あいつらは!?マジでただのゲリラなのか!?」 「随分と戦闘慣れしてるみたいだな!素人のテロリストとは思えねぇ!」 「くそったれが!」 木の陰からしゃがみ込んだままSPAS15を射撃する、黒髪の中年の白人男性兵士はそう毒づくと、SPAS15を下げて腰のポーチから球形の手榴弾を取り出した。 「何で俺達がてめぇらみたいな雑魚共に、苦戦させられなきゃならねぇんだよ!!」 手榴弾のピンを引き抜くと、中年の白人男性兵士はそう叫びながら手榴弾を投げ込んだ。 茂みに投げ込まれた手榴弾は爆発すると同時に、無数の金属片を撒き散らし、ゲリラ達を爆風で吹き飛ばした。 さらに、長い黒髪をドレッドロックヘアーにした黒人女性兵士が、茂みの陰からSR-25を連射し、次々とゲリラ達を撃ち倒していく。
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