503人が本棚に入れています
本棚に追加
一方、地下施設の奥深くにあるドーム状の巨大な部屋でも、ジャドとレオンの間で激しい銃撃戦が繰り広げられていた。
ジャドは部屋中に放置された多数のコンテナの間を縫う様に走り抜けながら、2挺のマイクロUZIを乱射していた。
対するレオンも、コンテナの陰から陰へと全速力で走りながら、イングラムM10を乱射する。
レオンは高速で部屋中を駆け巡りながら、ジャドが手にする2挺のマイクロUZIがばら蒔く無数の弾丸を避け続けていた。
(すごい、普段より何倍も体が軽い!思い通りの速さで、思い通りの動きが出来る!こんな感覚、初めてだ……それにあいつの動き、銃口の向き、弾1つひとつの軌道、全部見える……!瞬時に射線を予測して……)
瞬時にレオンはコンテナの陰に飛び込み、襲いかかる無数の弾丸から身を守ると、すかさず地面を蹴って高く飛び上がる。
(動いて……撃つ!)
レオンはコンテナの上に飛び乗ると、さらにコンテナを蹴って高く飛び上がりながら、地面を駆け抜けるジャド目掛けてイングラムM10を乱射した。
ジャドはコンテナの陰に飛び込み、無数の弾丸から身を守ると、口元に不敵な笑みを浮かべた。
最初のコメントを投稿しよう!