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「日向はどうした?」
学校も終わり、夏休みが終わってもまだまだ続くバイト。
そんな中、悠也が思い出したようにそう言った。
「今日シフトはいってましたっけ?」
「あぁ、そのはずなんだが……、連絡もなくてな」
「あの日向がか?」
シフト表を横目に見る。
美羽、和馬、ホモ、悠也。
今日唯一の女性が来ていないせいか、客もよりいっそう少ない。
関係ないとは、思うが。
「ちょっと心配ですね…」
「小鳥遊妹は同じ学校なんだろ?何か聞いてないか?」
「そういえば、今日は珍しく一緒に登校しませんでしたね」
そうか、とまた悠也は考え出す。
少しの時間の後、悠也は言った。
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