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「今日は客も来ないし、小鳥遊、様子をみてきてくれないか?」
「え?俺がですか?」
「一番適任だろ?」
すぐ横で絶望しているホモが膝をつく。
「お、俺はこれから何をすればいいんだ……」
「俺がこのバイト付く前にしてたことをすればいいだろ」
「まぁとりあえず、たのんだぞ」
ポン、と肩を叩かれ、にっこりと笑顔を見せられては、流石に断れない。
それに、心配なのは当然なので、別段抵抗の意も沸かなかった。
「それじゃ、行ってきますね」
「おう、頼んだぞ」
「か、かず…和馬ぁぁぁああぁぁあああぁああ!!」
「俺はなー、見られてない時ほど頑張るやつは大好きだなー」
「坂元、何をしてるんだ。さっさと仕事に戻るぞ」
「殴っても良いか?」
問題解決。
その場で一息つき、和馬は記憶を頼りに美羽の家まで向かった。
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