迷い…

3/5
7人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ
俺は楓の事を最初性欲処理の相手としか思っていなかった事を楓に伝えた…。こんな事されたら普通は「最低‼もう顔も見たくない💢💢‼‼」って言うだろう…。俺はそうなる事が分かっていても楓に黙っているのが辛くなってきたんだ…。 しばらくメールが返ってこない……「あぁやっぱりな…これで終わったな…」と思った…。三十分後…楓から電話がかかってきた…この電話の内容は信じられないものだった… 楓「ごめん💧風呂入ってた💦その事なら…薄々気付いていたよ😃」俺「は⁉⁉……気付いてたのかよ⁉」 楓「うん……」 俺「じゃあ何で俺に付き合おうって言った⁉楓も体だけで良いって思ってたのか⁉」 楓「それは違うよ‼」俺「んじゃ何でだよ⁉何で気付いてて付き合おうなんて言えるんだよ⁉普通あり得ないだろ⁉」 楓「確かにそうかもしれないけど…私はそれでも拓也と一緒にいたいと思ったんだもん…😢」 俺「は……⁉」 楓「私は拓也が好きだから…〓私の体が目当てならそれでも良いと思った…〓そうすれば好きな人の側にいる事が出来るんだもん…😢」 俺「…楓…そこまでこんな俺の事を…」 楓「大好きだよ💕ずっと一緒にいたいと思ってる🎵あ…明日学校だからそろそろ寝るね😃おやすみ💕」 俺「分かった……おやすみ…」 電話を切った後…頭の中が真っ白になった……楓は…こんなに俺の事好きでいてくれたんだ…俺は…取り返しがつかない事をした…例え誰かに裏切られ人を信じれなくなったとしても、人の気持ちを傷つけていい理由になんてならない……なのに俺は…楓の純粋な気持ちを…体を……汚してしまった…楓がいつものように明るく振る舞っていたのが余計辛かった…… 『俺に…楓といる資格なんてない……』 その言葉が俺の頭の中を一晩中ぐるぐる回っていた…。
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!