SAと少女と刀男

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「田村さんだっけ?君に頼みがあるんだけど・・・」 「はい、なんですか?」 「君にSAMDに入ってほしいんだ」 私は一瞬自分の耳を疑った。 だって街の治安維持をするSAMDに私が入るなんて・・・ それにSAMDって言ったらSAを使いこなすエキスパートが揃う所なのに・・・ 「え・・・私が?」 「そう、君の力おそらくAランクほどの力がある。だから君の力を貸してほしい」 私の力がAランク!?Aランクって確か聞いた話しだとBランク以上になるには相当の努力が必要って聞いたけど・・・ 「答えは今じゃなくても良いよ、制服を見たところ迅と同じ高校だから、決心したら迅に声をかければいい」 「はい・・・」 私が迅を見ると迅は小さな声で言った。 「俺は1年D組だから・・・」 「えっ!?あんた私と同じ1年だったの!?」 「そうだよ・・・」 以外だったうちの学校にSAMDがいるのは知っていたけどまさか1年だったなんて、それにまだ6月なのに・・・ 「そりゃあ驚くよな、迅は4月に覚醒して5月にはSAMDに入った今の所、最年少記録保持者だからね」 私には信じられなかった、こんなやつがそんなに凄いやつだなんて・・・
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