プロローグ

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〈中略〉 これを読んだ諸君は一攫千金を目指して異形狩りを志すだろう。 しかし実際は危険な仕事だ。 砂漠の厳しい環境は人間の体力を易々と奪う。さらに異形もただの木偶の棒ではない。人間を殴り倒し、地中に引きずり込む。夜になれば異形の活動はさらに活発になる。砂から這い出て徘徊する。その上……。 〈中略〉 普通の仕事が一番だ』 (イヴ出版『傭兵回顧録』二百三ページより抜粋)
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