CHAPTER・4~死神桜の怪奇

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桜が遅咲きになった。 5月の下旬の、鬱陶しい遅咲きになった。 その日、奈々子はある桜が気になって仕方がない。〈青竜桜〉とゆー看板付きの桜の若木だ。その桜、なぜか花びらが白っぽく、元気なさそ。   そーゆーワケで、掃除の時間、奈々子は青竜桜のことを夏子と美樹子と美沙子に話した。すると、みんな青ざめた。 「な、奈々ちぃ、あの桜、祟りあんの知らないでしょ!?」 「知らないよ?」 「どぇ~!!😱」 夏子たちは更に青ざめた。 「何よ?いきなし。」 「伊集院さん。アレ、通称:死神桜なんだよ!」
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