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朱ぃ襦袢の裾を剥ぎ
畳の裏を彩りながら
‥‥顔を隠す
羽衣を舞うように
はだけた膝を折り
‥‥消ぇ去る
罪が存在するのなら
それを目覚めさせたのは
‥‥私
けれど私は
罪を償うつもりもなぃ
だから
報復を待つだけ
七色に折り重なる
いぶしの銀の帯を持つ
あなたの
その手にかかるため
.
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