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神谷の足が止まった。無言のまま、立ちすくんだ。
一気に部屋の中に広がる静寂な空気。外の冷たい風が神谷の髪を靡かせる。
神谷の目の前には石版があった。
(夢であって欲しい)
神谷はそう願った。確認の為に、自分の頬を抓る。やはり、痛い。
神谷は石版に触れた。
その時だった。突然、石版から放たれた光と爆音が沈黙を破る。
神谷は思わず、目をつぶり、手を目の前にやった。
目を開くと、石版の上に見た事も無い人間の様なものが立っていた。
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