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「あ、危ねぇ……」
神谷はギリギリの所で敵の攻撃を盾で防いだのだった。
ロアはタガーと盾に変化していた。
敵は態勢を立て直し、もう一度神谷の方へ飛び掛かってくる。神谷はそれを避けて、敵に切り掛かった。
モンスターの体から緑色の液体が飛び出た。その液体は神谷の服にかかる。
しかし、そのような事は気にせず、神谷は弱った相手に追い撃ちを掛けた。
モンスターは悲鳴をあげた。今まで聞いた事も無い声だ。
モンスターの悲鳴が神谷の耳の中で響く。その悲鳴は神谷の頭を刺激した。
神谷は頭を押さえ、目をつぶる。とんでもない頭痛が神谷を襲う。今にも頭が破裂しそうだ。
だが、その悲鳴はすぐに止んだ。
目を開けるとそこには、ぐったりとしたモンスターと緑色に染まった床や雑誌。更に、多分さっきの悲鳴で割れたのであろう、割れたガラスのコップが木製テーブルの上に置いてあった。
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