石版

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「ヒクッ」  神谷以外の皆は全員酔っている。  皆はなんとか会計を済ませ、居酒屋の外に出た。  神谷はその店の大きな看板を見る。その看板には『居酒屋 はち』と書かれていた。  神谷はもう一度振り返り、帰りましょうか、と言う。  皆は頷き、タクシーを呼んで帰っていった。  一方、神谷だけは電車で帰ることにした。お金をそこまで用意してなかったからだ。  --神谷は切符を買い、改札を抜けて電車を椅子に座って待っている。  電車がやって来て、神谷はそれに乗った。  神谷は席に座ろうと、出入り口付近の椅子に座ろうとする。  しかし、座ろうとした瞬間、神谷は顔をしかめた。その席に石版が置いてあるのだ。
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