テレポーター

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戻ろうとしたが遅かった。 ジェットコースターに乗った時の心臓がふわりと浮く、あの感覚が蘇る。 瞬間移動してもしなくても、どのみち自分が危険な状況いることには変わりなかった。 見知らぬ場所なのだから、もっと慎重に行動すれば良かったと少しばかり後悔する。 体が空に投げ出される寸前、どうしても主張したかったことを叫んだ。 「ジェットコースター苦手なんだよぉぉぉ!」 大の字になって落下。 最後の言葉が弱味の告白なんて、虚しい。 嗚呼、さよなら僕の人生。
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