「0」編

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しばらくボクとその人が見つめ合っていると、突然私の口は言葉を発した。 「発声テスト試行中……」 同時に、ボクは自分が喋れることを認識した。 しかし、自分の意志通りには喋れないらしい。 「発声テスト試行中……」 ボクは何度もそう声を発しながらも、自分について考え続けた。
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