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「すーぱーふぁみりーこんぴゅーた?」
何かの呪文だろうか、亮の口から出た言葉をピクシーが復唱した。
「そう、箱に書いてあったの、なんだろう…言葉からすると、家族向けの何からしいよねぇ~しかも、スーパー!凄そうよね?」
帰宅すると、即シャワーでお互いの体や髪の毛に付いた砂を洗い流してすっきりしたのだが亮はどうにもあの不思議な箱が気になっている。
アルコールを少し浸した布で拭いて箱に書いてあった文字を読んだのだ。
「亮ー、もうアタシ達の知識じゃどうにもならないよ~崩壊前の事を知っている人に聞こう?」
「んー、そうだねぇ~…あんなにあったんだからメジャーな物だろうしねぇ~よし、環さんに聞いてみよう!!!」
「環さん!!!アタシも会いたい~!」
「ほんと、アナタ環さんとか教授とか好きよねぇ…」
「うん!なんかねー、近くにいくと気持ちよくなるんだよ~」
「COMPで追跡できるとこにいると有難いんだけどねぇ…」
ぶつぶつとここでもない、あそこでもないと言いながら左腕に装着しているCOMPのキーを慣れた手つきで叩いていく亮に背を向け、ピクシーはもう環に会う気満々に亮に作ってもらった自分専用の私物箱の中を探り始める
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