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「いたっ!!!!見つけた!!!よかったぁ~会えそうだわぁ~」
「ほんとー?よかったねー!」
「そうねぇ、時々追跡もできないとこにいっちゃうからねぇ~ラッキーだった…って、アナタ何してるの?」
箱に上半身突っ込んで羽根をパタパタさせて何やら探すピクシーに亮は問いかける。
「うん?この前会った時にアタシの宝物見せるって約束したからね~環さんとこのランタンにも自慢するんだー!」
「…そうですか…」
やれやれと思いながら、持ち帰った銃の手入れをし仕事道具を片付け始めた亮の腕から軽快なメッセージ受信音が鳴った。
《メッセージ読ませて頂きました。私も丁度バベルにおりますのでお茶でもいかがでしょうか? 環円》
「よーし!さぁさぁ、準備は出来たー?出かけるよー」
「うん、持ったよ!」
「…何だか荷物多いね…」
持ったと言いながらも、亮のバッグの中に詰めるので、実際に持つのは亮というこの関係にくすぐったい感覚になり部屋をあとにした。
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