† prologue †

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 ザー…… 気がついたら雨の中に打たれて倒れていた。橋んとこに。 川のせせらぎが聞こえる……… 逃げてきたのか?俺は…… 何で生きてんだ?俺…………  パシャッ… 誰かが俺の前に立った。 『………… 可哀想に。こんなやせ細って……。』 男…… おじさんの声だった……。 俺は喋る気力も体動かす気力さえない。 こんな腐った世の中…… 消えちまえばいい……………… 毛布にくるまれて持ち上げられたのは覚えてる。後は覚えてないや。
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