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──とある歓楽街 眠らない街 騒ぐ若者 荒れる集団 喧嘩 暴力 『おい、当たったぞゴラァっ!』 肩にぶつかっただけでメンチ切られ、青臭い調子こいたツンツン金髪のガキがどこにでもいるような男子高校生に突っかかって来た。 『すみません…』 『ああ!?ははっ、何ビビってんだよ!見たか今の!ははははははははは!!』 もう一人いる調子こいたハナタレ小僧に声かけて、男子高校生に笑った。 後ろからポケットに手を入れたスカジャン着た女が現れる。  ド  ン 『…ぅわっっ』 不良小僧が突き飛ばされ、コンクリートに手がついた。 『ちょ、ゴラァ!!』 ガッと、もう一人が女の肩に掴んだ。 『……あ?』 振り向いた女はあどけない顔とサラサラとちょっとボサッとした金髪。
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