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そんなこともありましたが、白雪姫はすくすくと成長しました。
大きくなるにつれ、子供ぽかった白雪姫に美しさの片鱗が見え隠れしてきました。
はっ と気付いたお后は自分の部屋に駆け込みました。
部屋には、この国に嫁ぐ前から大切にしていた、魔法の鏡がありました。
鏡よ鏡 この世で美しいのは誰
この世で1番美しいのは貴女です
それを聞いたお后は安心しました。鏡は真実しかいいません
白雪姫は一日中、ぼ?っとして過ごします。お付きの者がついていないと何もできません。
それでも、何年かすると白雪姫は美しくなって行きました。
お后はまた鏡に尋ねました。
この世で1番美しいのはお后様、2番目に白雪姫も美しい
それを聞いたお后は怒りに震えました。
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