小さな子猫

見つけた

小さな子猫

生まれて余り経っていない
可愛い子猫

女の子達は猫に触れようとした

「ゴゥルゴゥルル…」
人なつっこく喉をすりよせてくる

ふわふわした子猫の毛が心地良い

「可愛いぃ～」

女の子達は子猫を交互に抱き上げたりして遊んで居た

ふと、１人の女の子が言った
「この子、捨て猫なのかなぁ？」

２人の女の子は顔を見合わせて
「ぅ～ん…」
「首輪が無いもんねぇ」

だけど、もし飼い猫だったら連れて帰る訳には行かない

３人の女の子達は考えて、子猫をその場に置いて去って行こうとした

子猫は…
「みぃ～、みぃ～…」
鳴きながら付いてくる
１人の女の子の足にじゃれつく

女の子達は何だかこのまま
この子猫を置いてけぼりに出来なくなってしまい

途方に暮れていた
すると、塀の向こうからおばさんが女の子達に話かけて来た
「その、子猫は2、3日前からここら辺をうろついてるよ」っと

それを聞いた女の子達は
「じゃあ、家で飼えるか親に聞いて来ます！」
と、元気におじぎしてその場を去った。