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学園長「あら、早速嫌われちゃったかしら…」
学園長は苦笑いをうかべる。
レイ「…いや、こうゆうことが苦手なだけだ…」
学園長「そお?なら良かった。」
学園長はまた屈託のない笑みをうかべる。
隣でグレイが少し顔を赤くしているようだが…、…気のせいだろう…
学園長「まぁ、とりあえず魔力量を測ってみましょうか。」
そう言って、学園長は水晶玉のようなものを取り出した。
水晶玉の中には数字が浮いており、今は0となっているようだ。
学園長「これに魔力を込めてもらいます。」
学園長はレイにその水晶玉を手渡した。
レイ「(封魔の指輪をしてるけど、…目立つのは嫌だからなあ、軽くでいいか…)」
レイは少しだけ水晶玉に魔力を流した。
水晶玉の数値がゆっくりと上がっていった…
………水晶玉は1000という数字を表示していた…
学園長「(1000?おかしいわね。普通、このくらいの年齢なら3000には達しているはずなのに…)」
レイ「…マリア?」
学園長(マリア)「あぁ、ごめんなさい。」
学園長「レイ君には1-Aクラスに行ってもらいます。それと、これを…」
学園長はレイに制服を手渡した。
学園長「隣の部屋が空いてるからそこを使って。」
そう言い、すぐそばの扉を指差す。
レイは言われた通り隣の部屋で着替え始めた。
5分後…
レイ「…着替えたぞ」
レイが制服を着て出てきた。
下は灰色と黒のチェックのズボン、上は白いYシャツに深みのある緑色をしたネクタイをして、藍色のブレザーを羽織っている。
誰が見ても似合っているとしか言いようがない雰囲気をしている…
学園長「うん!よく似合ってるわね。」
学園長「それじゃあ、ちょうどここに担任がいるから連れていってもらいましょう。」
学園長「グレイ先生、頼みますよ?」
グレイ「はい。では私はこれで。…レイ、ついて来い。」
そう言って、部屋からグレイが出ていき、後ろからレイがついていった…
廊下…
グレイ「ふぅ、疲れた。やっぱ堅苦しいのはめんどくせぇな。」
レイ「(やっぱめんどくさがり屋だな…、さっきと性格変わりすぎだし)」
そのまま歩いてるうちに1-Aに着いたようだ。
中はとても騒がしい…
グレイ「俺が先に入るから呼んだら入って来てくれ。」
レイ「…あぁ」
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