第二章 魔法学園

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学園長「あら、早速嫌われちゃったかしら…」 学園長は苦笑いをうかべる。 レイ「…いや、こうゆうことが苦手なだけだ…」 学園長「そお?なら良かった。」 学園長はまた屈託のない笑みをうかべる。 隣でグレイが少し顔を赤くしているようだが…、…気のせいだろう… 学園長「まぁ、とりあえず魔力量を測ってみましょうか。」 そう言って、学園長は水晶玉のようなものを取り出した。 水晶玉の中には数字が浮いており、今は0となっているようだ。 学園長「これに魔力を込めてもらいます。」 学園長はレイにその水晶玉を手渡した。 レイ「(封魔の指輪をしてるけど、…目立つのは嫌だからなあ、軽くでいいか…)」 レイは少しだけ水晶玉に魔力を流した。 水晶玉の数値がゆっくりと上がっていった… ………水晶玉は1000という数字を表示していた… 学園長「(1000?おかしいわね。普通、このくらいの年齢なら3000には達しているはずなのに…)」 レイ「…マリア?」 学園長(マリア)「あぁ、ごめんなさい。」 学園長「レイ君には1-Aクラスに行ってもらいます。それと、これを…」 学園長はレイに制服を手渡した。 学園長「隣の部屋が空いてるからそこを使って。」 そう言い、すぐそばの扉を指差す。 レイは言われた通り隣の部屋で着替え始めた。 5分後… レイ「…着替えたぞ」 レイが制服を着て出てきた。 下は灰色と黒のチェックのズボン、上は白いYシャツに深みのある緑色をしたネクタイをして、藍色のブレザーを羽織っている。 誰が見ても似合っているとしか言いようがない雰囲気をしている… 学園長「うん!よく似合ってるわね。」 学園長「それじゃあ、ちょうどここに担任がいるから連れていってもらいましょう。」 学園長「グレイ先生、頼みますよ?」 グレイ「はい。では私はこれで。…レイ、ついて来い。」 そう言って、部屋からグレイが出ていき、後ろからレイがついていった… 廊下… グレイ「ふぅ、疲れた。やっぱ堅苦しいのはめんどくせぇな。」 レイ「(やっぱめんどくさがり屋だな…、さっきと性格変わりすぎだし)」 そのまま歩いてるうちに1-Aに着いたようだ。 中はとても騒がしい… グレイ「俺が先に入るから呼んだら入って来てくれ。」 レイ「…あぁ」
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