第二章 魔法学園

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ガラッ グレイ「お前ら~、静かにしとけょ。…めんどくせぇし。」 レイ「(めんどくさがり屋なのはいつものことってわけか…)」 教室は静かになる。 グレイ「じゃあHR始めるか。諸連絡は…あ~、めんどくせぇし特になし。」 生徒達「「(そんなんでいいのかょ!)」」 生徒達の心が一つになった。 グレイ「あ、そうだ。ひとつ連絡があったな。」 グレイ「今日はいきなりだが、転校生が来た。」 生徒達「「ワァー」」 生徒(男)「女の子ですか?」 生徒(女)「男の子ですよねー?」 グレイ「さあな、自分達で確かめろ。…おい、入れ。」 レイ「(ん?呼ばれたか…)」 そして、教室の扉に手を掛けた… ガラッ 中に入った瞬間に女子からは黄色い悲鳴があがり、男子はからは嫉妬や殺気といったものがおくられた… グレイ「さぁ、自己紹介をしろ。…その後は好きに質問タイムにしてていいから。俺は…寝る。」 生徒達「「(どんだけ適当なんだょ!)」」 2度目の一心同体… レイ「(…はぁ、めんどくさ…)」 レイ「…名前は…レイ・ライラーク、属性は…光と闇と雷だ…」 そう言った瞬間、教室を沈黙がつつんだ… っと、次の瞬間 生徒達「「エェェェー!?」」 レイ「(っ!?、俺、なんか変なことでも言ったか?)」 レイのそんな疑問はすぐに解消される… 生徒(男)「光と闇とか、両方とも珍しい属性じゃんか!」 生徒(女)「それに雷も扱えて3属性ってすごくない?」 レイ「(あぁ、そうゆうことか…)」 ただでさえ複数の属性持ちは少ない。 3属性ともなれば余計である。 それに光と闇は基本属性のなかでも稀な方であるため、レイは今、羨望の眼差しを集めている。 生徒(女)「あの~、質問していいですか?」 レイ「…まあ、別にいいよ…」 生徒(女)「彼女とかいるんですかー?」 レイ「…別にいないが?」 そう言った途端、女子からの視線が先ほどよりも強くなった。 レイ「(…なんなんだ?みんなでそんなに俺を見つめて…、俺の顔になんか付いてるのか?)」 …残念、女子生徒達。レイはまだその視線の意味に気づいていない。 レイ「???」 生徒(男)「魔力量はどのくらいなんだ?」 レイ「…確か先ほど計った限りでは1000だったはずだが…」 またもや沈黙につつまれる教室…
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