第二章 魔法学園

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今回は先ほどとは違う雰囲気の沈黙のようだ… 生徒(男)「魔力量、1000だってょ。」 生徒(女)「いくら属性が3つもあってもあの魔力量じゃねぇ…」 教室のそこら中で小声で話し合っている そんななか、一人の男子生徒が立ち上がった… 男子生徒「お前、そんな魔力量でよくこの学園に転校なんてできたなぁ?」 男子生徒「どうせ親のコネでも使って入って来たんだろ?落ちこぼれ!!」 男子生徒はそう言い、ニヤニヤと笑っている グレイ「お前、そんなこと言ってると成績落とすぞ?」 寝ていたはずのグレイがいつの間にか起きており、男子生徒を威圧していた… 男子生徒「クッ」 男子生徒はしぶしぶといった様子で椅子に座った グレイ「レイ、お前の席は窓際の一番後ろだ。」 レイはそのまま歩いていき、自分の席に座った まぁ、当たり前のように周りからの視線が凄かった グレイ「言い忘れてたが、今日は魔武器の精製と使い魔の召喚をするから、すぐにグラウンドに集まれよ。…あ~、めんど。」 グレイはまたもや教師としてあるまじき発言を残して教室を出て行った… っと、次の瞬間 生徒達「「ウォーー」」 レイ「(っ!?なんだ?)」 生徒(男)「早く魔武器創りてぇし。」 生徒(男)「どんな使い魔がでるかなー」 どうやら魔武器の精製と使い魔召喚のことでテンションが高くなっているようだ …そのおかげかレイのことは一時的に忘れてくれているようだ レイ「…はぁ、めんど…」 …忘れてくれていて正確だったかもしれない… そのうち、時間が近づいてきたようで、バラバラと教室から出て行った …そして最後の生徒が教室に誰もいないことを確認してから出て行った… レイ「………」 レイはまだ教室にいて、存在を消していた レイは窓からグラウンドを見ながら呟いた… レイ「……瞬転……」 ブンッ… そしてそこには元から誰もいなかったかのように、音もなく、なんの痕跡も残さずにレイは消えた…
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