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グラウンド…
グレイ「はぁ、めんどくせぇ…」
グレイがグラウンドで授業の準備をしている
どうやら、グレイはめんどくさがり屋ではあるが、授業はちゃんとするようだ
ブンッ…
レイ「…めんどくさそうだな…」
グレイ「(っな!?こいつ、いつの間に…。俺が接近に気付けねぇなんて普通は有り得ねぇ…)…あぁ、そうだな。」
グレイ「ところで、どうやってここまで来たんだ?」
レイ「……徒歩で来たが?」
グレイ「(有り得ねぇだろ、普通は気付くはずだ。…転移っつう手もあるが…)」
グレイが驚くのも当然。グレイは学園で学園長に次ぐ実力の持ち主なのだ
それなのにここまで接近を許すまで気付かないのは普通ではない…
転移は一年生が使えるような魔法ではないし、それに転移を使うと身の周りに漂っている自然の魔力が乱れるため、ある程度の実力者になると感じ取ることができる
なので余計にグレイは驚いているのだ
近付いてきた気配もなければ、転移の痕跡もないのだ…
…グレイが考えている間に他の生徒達がグラウンドに集まってきた
グレイは一時、このことについて考えるのを中断し授業を始めることとした…
グレイ「みんな集まったな?」
グレイ「じゃあ、魔武器のもととなる魔鉱石を渡すから取りに来い。」
そう言った途端、生徒達がグレイのもとに殺到した…
……
レイはその様子を木陰で見ていた
レイ「…あれに巻き込まれたくはないな…」
すると、レイの方へ女子生徒2人と男子生徒1人が近付いてきた…
女子A「ねぇ、いっしょに創らない?」
レイに話しかけてきた
レイ「ん?…まあ俺は別にいいが…」
女子A「(やった♪)私はマナ・アクアよ。マナって呼んで!」
女子B「あ、あの私はミーナ・キャンベルっていいます。ミーナって呼んでください♪よ、よろしくお願いします///」
男子「俺の番か?俺はクリス・ヴァレンタイン。クリスって呼んでくれ。」
レイ「…あぁ、…よろしくな…。俺のことはレイでいい…」
レイ「…ところで、俺みたいな落ちこぼれと付き合ってていいのか?」
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