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そうこうしているうちに他の生徒達は魔鉱石を取り終わったようなので、レイを含めた4人はグレイのもとに向かい、魔鉱石を取ってきた
グレイ「全員取り終わったな~?」
生徒達が無言と言う名の肯定をする
グレイ「それじゃあ魔鉱石の扱い方を説明するな。めんどいから一回で理解しろ!」
グレイ「まずは魔鉱石を手に持ち、自分が創りたいと願う武器を想像しろ!そして、十分に想像できたら魔力を思いっきり注ぎ込め!…それだけだ。」
グレイ「じゃあ出来たやつから報告にこい。俺はそれまで寝て……休憩をしている。」
生徒達は本気で、この先生が担任で大丈夫なのだろうかと心配した
クリス「じゃあ魔武器創るか。」
そう言ってレイ達がその場を離れると他の生徒達もバラけて魔武器を精製しだした…
レイ達は先ほどいた木陰に戻ってきていた
クリス「さぁ、誰が最初に創る?」
マナ「じゃあ私から創ってもいいかなあ?」
レイ「…別に構わない…」
順番はマナ、クリス、ミーナ、レイになった
マナは直ぐに創り出すと思われたが、レイに近付いてきた…、こころなしか頬が紅潮しているようだが…
マナ「レイ~、あのさあ、お願いがあるんだけど…」
レイ「ん?なんだ?」
マナ「あの、…いい魔武器が出来たら、頭を撫でてくれない?////」
ミーナ「っな!?」
ミーナは驚いて唖然としている
レイ「へ?あ、あぁ、そんなことでよければしてやるが。」
マナ「やった♪約束だからね!」
マナは嬉しそうに微笑んだあと、魔武器を創り出し始めた
ミーナ「(マナちゃんもレイ君のこと狙ってたんだ…、負けられない!)」
ミーナは静かに闘志を燃やし始めた
マナ「……フッ」
マナは息を吐き力を込めたと同時に魔力を思いっきり魔鉱石に注ぎ込んだ…
その途端、魔鉱石が輝き、次の瞬間には神々しい雰囲気を纏った黄緑色の弓が手に握られていた
マナ「やった♪想像通り♪」
レイ「(マナはなかなか良い素質を持っているようだな。)」
創り終わったマナがレイに走り寄ってきた
マナ「どうだった?」
マナが心配そうに聞いてくる
レイ「…フッ、あぁ、良い魔武器だ。よくやったな。」
レイは一瞬微笑んだ後にマナの頭を撫でて誉めた
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