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最後にレイが周りから少し離れて魔武器を創り始めた
ミーナ「ね、ねぇ、レイ君大丈夫かなぁ?」
マナ「そうだねえ、魔力量が1000っていうのは、やっぱり低いからねえ…」
クリス「…今はレイのことを信じてやれ。」
クリスの言葉に2人は頷き、レイに視線を戻した…
…レイは悩んでいた…
レイ「(どうするか…、一個持ってるけど本気でやるか?いゃ、それだと後がめんどくさいからなあ…)」
レイ「…!!」
何か名案が浮かんだようだ
レイは周りの誰にも気付かれないように高速で自分の周りに魔断壁という膜を張った
これは周りと内からの魔力を防ぐという魔法で転移と同種の魔法で上級魔法に位置付けられる…普通は…
しかしレイの張った魔断壁は普通ではなかった、…極薄の魔断壁を一瞬で五枚も周りに張ったのだ
魔断壁を薄く張ることはかなりの魔力コントロールを有する。それを同時に五枚も張ったのだ…、この時点でほぼ、最上級魔法と同等の難易度の魔力コントロールといっても過言でもないだろう…
レイ「…これで大丈夫だろ…」
レイはそう呟いたあと、封魔の指輪を全て外した…
その途端、レイから禍々しいまでの強烈な魔力が放たれた
魔断壁にピキッとひびが入った
レイ「マズい!封魔の指輪をしていたせいで魔力量の絶対値が上昇している!」
レイはマズいと思い急いで魔鉱石に魔力を流した…
すると、その瞬間、目を開けていられなくなるほどの強烈な輝きが放たれた
その輝きは他の生徒達にも到達し、何事かと、眩しいながらも目をみはっている
じょじょに輝きがおさまってきてレイの様子が見てとれるようになってきた
魔鉱石をにぎっていたはずの手には、先ほどのレイとおなじような禍々しい気を放つ一本の鞘に入った刀があった
レイはそのまま何事もなかったかのようにミーナ達のもとに戻ってきた
もちろん指輪は魔力を流し終わった瞬間に指にはめ直しているため魔力は元に戻っている
ミーナ「お、お疲れ様です!」
レイ「ああ、ありがと。」
レイはそう言ってミーナの頭を撫でた
ミーナ「ふぇっ!?/////」
ミーナは驚いたようだが嬉しそうにそのまま撫でられてはいる
レイ「(撫でられるの好きなんだな。…それにしても、反応がなんか可愛いと思うのは俺だけか?)」
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