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ジリリリリ、ジリリリリ
晴れた8月の朝
2階の静かな一室に
目覚まし時計の音が響き渡る
お母さん「主人公、起きなさい主人公ー今日は部活でしょ」
目覚ましがなっても
起きて来ない息子に痺れを切らしお母さんが階段の下から叫ぶ
ガバッ
主人公「わかってるよ」
母親の声でやっと
起き上がったのは
身長173~4位の少年
黒髪で
長いか短いかと聞かれたら
短い方に入る位の長さ
外見だけ見れば
普通を象徴したような人物
この少年が
お母さんの呼んでいた
『主人公』である
「オッス!俺の名前は主人公、カブトムシ高校の1年生でサッカー部、一応キャプテンやってる。今サッカー部は7人しかいないんだけど、まあそれでも楽しくやってる…………他の事は後々説明するとして、部活行く準備するか」
お母さん「誰に向かって話してるの?気持ち悪い」
主「気持ち悪いとか言うな、つか勝手に部屋入ってくるなよ」
お母さん「あんたが起きて来ないからじゃない、今日部活でしょ?」
主「そうだよ、もう準備するから出てってくれよ」
お母さん「はいはい、朝ご飯出来てるから食べていきなさいよ」
主「わかってるよ」
朝から
馴れ馴れしい母親を
面倒に思いながら準備をする
主人公の家には
父親がいないその理由も後ほど
主「行ってきます」
朝から時間をくった主人公は
パンをくわえながら
学校へと向かった
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