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-*-
避けているつもりなんて
全く無かった
でも好きだと気付いてからは
日々、嫉妬が積もるばかりで
特に最近は
藤ヶ谷が誰かと
仲良くしているのを見るのが
嫌で逃げていたから
それでそう思われたのだろう
「そんな事ねーよ」
『そっか、良かった』
またあの笑顔で
俺を見ている藤ヶ谷
俺の気持ちになんて
きっと気付いてないんだろうな
-*-
あれから二人で楽屋に戻った
「北山遅いよー
もうすぐ撮影始まるぞ」
『ごめんごめん
横尾さん怒んないでよー』
って笑いながら
横尾さんと話す北山
横尾さんは
好きな人がいるらしくて
もう付き合っているとか言ってた
だから横尾さんには
何とも思わないけど
北山の笑顔を見ていることに
羨ましく思う
.
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