笑顔が見たくて。

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撮影も至って普通に終わった 俺の顔は少し 赤かったかもしれないけど… 『じゃ北山待ってるな』 そう言って 楽屋の椅子に座った藤ヶ谷 「うん、ありがと」 -*- 千賀と北山が二人で 隣の部屋に行った30分後 何故か 千賀だけが部屋に戻ってきた 「北山は?」 さっきよりも 余計に挙動不審な千賀 「北山君は…」 「北山はどうしたんだよ!?」 北山の事になると ついつい言い方がきつくなる 「帰りました …泣きながら」 「なんで…?」 「それが…」 -バン 俺は部屋を出て走った ―君の笑顔が見たくて .
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