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「だってさ、俺も同性に恋してるもん」
苦笑いを浮かべながら
ユチはそう言った
「…うそっ、
…誰?」
一瞬不安が和らいだ…
俺だけじゃなかったんだ…
「それは秘密~」
ユチは意地悪気に笑った
「教えてよ~っ」
ユチは俺から目を逸らせば
小さく呟いた
「すごい綺麗で…
料理も上手で…
たまに可愛くて~…
でも優しい人」
「へ~、
同性にそんな人いるの?」
いなさそうだけど…(笑)
するとユチは
びっくりしたような表情で
俺を見る
「えっ?なに?」
「え?って…
ヒョン鈍感だねー…?」
呆れた様にため息を吐き出し
俺の髪をポンポンと撫でる
…鈍感?
「なにが?」
「そのうち…分かる」
ユチはニコッと微笑み
再び俺を見詰めた
「で?ヒョンはユンヒョンと
なんかあったの?」
え?
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