緑の刑
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緑の刑

私は聞いた話なんですが、本当の話らしいです。 ある国のある男が1人の男をリンチした上、金を奪いさらに殺した罪で囚われていた。 その男にくだされた刑は『緑の刑』 緑の刑は死刑よりも重いとされていた。 男の刑罰執行が行われる日。 男自身は死刑にならなかった事に内心喜んでいた。 そして、その男が刑罰のために収容された部屋は壁も天井も床も全てが緑色に塗られいて、さらには男の着ているもの全ても緑色に塗られていた。 男はこんな事をしてなんの意味があるのかと思っていたが、ただ緑色なだけで何も変わらないじゃないかと初めは思っていた。 収容1日目 色が一色で目が疲れたので、1日中寝ていた。 収容2日目 何故か身体中が痒くなり皮膚をかきむしる。 収容3・4日目 緑以外を見せてくれと、叫ぶようになる 収容5日目 嘔吐を繰り返し、身体の痒みが増す 収容6日目 何かに取り付かれたように赤を見せてくれという。 これは緑ばかりを見ているので反対色である赤を見たがる人間の心理だった。 収容7日目 男は気付いてしまった。赤い何かを… 自分の中にある、赤いものを…。
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